社員の想い

医療の現場を裏側で支える
プロフェッショナルにクローズアップ。
仕事への信念や哲学を語ります。

Made for Life_My Philosophy

Vol.1

課題解決の第一歩は
お客様に寄り添うこと

国内営業本部 CT営業部
アプリケーション担当主任

御村 真喜子

診療放射線技師

医療機器の有効な使い方をお客様にお伝えする「アプリケーションスペシャリスト」。
医療の現場を裏側で支える、その仕事に密着しました。

取材日:2022年6月10日

製品にも、お客様にも愛情を持って現場をサポート

「アプリケーションスペシャリスト」とは、お客様に装置の使い方をデモンストレーションしたり、それぞれの課題に合わせた有効な使い方をお伝えしたりする仕事です。私の専門はCT装置ですが、首都圏支社で15年ほど勤務したのち、現在は本社に勤務しています。

もともと学生時代は診療放射線技師として病院勤務を志望していましたが、最新の技術や知識をもとに、医療現場の課題解決に貢献できる仕事に興味を持ち、キヤノンメディカルシステムズに入社しました。装置の知識はもちろん、現場で実際にどのように使われているのかを理解する必要がありますので、入社してからしばらくは複数の病院で研修をさせていただきました。

支社に配属後はCTの導入をご検討されているお客様や、すでに導入されたお客様のもとに出向き、現場の課題解決をお手伝いしてきました。業務を進めるうえでまず一番大切なことは、先生がたとの信頼関係を築くこと。専門家として装置や検査に精通することは大前提ですが、現場の方々と密にコミュニケーションを取り、導入前の検査状況や、病院全体の方針も踏まえたご提案を通じて、「痒い所に手が届く」存在を目指しました。ときには臨床的な知識をお客様に教えていただきながら、患者さんにとってよりよい検査方法をご提案することができたときは、医療現場の一員としてお役に立てた喜びを感じます。設定ひとつで改善できることがあったり、まだ使ったことのない機能が活用できたりすることもありますので、何でも相談できるパートナーとして、気軽にお声がけいただけることが理想だと思っています。

現場の声をすくい上げCTの進化に貢献する

現在は本社担当として、保守契約を結んでいただいているご施設向けのコールセンターや、Webサービスによる遠隔での顧客サポート、また各支社のCT担当者やお客様から寄せられた要望をとりまとめ、装置の開発に活かす業務を行っています。ここ20年ほどでのCTの進化はめざましく、高機能であるため設定項目は多岐にわたりますが、目線移動がスムーズなユーザーインターフェースへの改良や自動化技術の導入など、操作性も向上しています。患者さんにとっては、撮影時間が短縮され、医療被ばくを抑えられることは大きなメリットです。ハードやソフトでの改良のほか、ガイドラインや装置の性能に合わせて出荷時のプリセットを検討するなど、改良を重ねています。

現場にいても、本社にいても、お客様や患者さんへの想いは同じです。自信を持ってご紹介できる素晴らしい製品を、より多くのお客様の課題解決に役立てていただけるよう、チーム一丸となってサポートしてまいります。

CTアプリケーションスペシャリストの本社メンバー