呼吸器内科における Ultimax-i

Ultimax-i

術者のための視点

Cアームがあらゆる視点を提供

Cアームの柔軟な動きが呼吸器領域の安全で正確な検査をサポートします。

Cアームの動きにより、病変、気管支鏡や処置具、胸膜の位置関係の確認が重要となる呼吸器内視鏡検査を安全かつ正確にサポートします。

▼ Radial EBUS(気管支腔内超音波断層法)
併用気管支鏡検査

被検者を動かすことなくCアームの動作で自由に角度を変更できるため、気管支鏡や処置具の進行方向に直行するようにX線を照射することができ、手技に適した視野での観察が可能です。

天板端まで透視が可能なため、気管支鏡挿入時に、被検者の頭部を端まで寄せた状態で検査がおこなえます。

安全と効率の両立

安全で効率的な検査のために
Ultimax-iができること

被検者だけでなく医療従事者にも配慮し、より安全な効率の良い検査環境を提供します。

Cアームの動きにおいても、検査スタッフの被ばく低減を考慮した動きを採用しています。側面の観察をおこなう場合、寝台奥側から、X線管→被検者→FPDの順に配置されます。寝台手前にいる検査スタッフから遠い位置に散乱線が多いX線管側が配置されるため、検査スタッフの被ばく低減に貢献します。

Cアーム / 天板操作レバー

Cアーム / 天板操作レバー
Cアームならではの自在な動きがレバーひとつで直感的に操作可能です。観察部位をストレスなく確実にとらえます。

天板固定モード

天板固定モード
操作卓上のスイッチひとつで、一時的に天板の左右・前後動を固定します。これにより、検査中の天板誤作動を防ぎます。

自由度の高いワークスペース

作業空間を生み出し、
ワークスペースをもっと自在に

Cアームでありながら、コンパクトな設置スペースによりワークスぺースを十分に確保できます。内視鏡やナビゲーションシステムなどを自在に設置できることで限られた検査室内を有効活用でき、検査室の配置に自由度が高まります。

オーバーチューブで側面での観察をする場合、アームが寝台下に移動するため、被検者上部の空間を広く提供可能です。これにより被検者へアプローチしやすくなります。

高画質かつ低線量

さらに低線量検査を取り入れやすく

“octave SP”は、独自のリアルタイム画像処理、そして、低線量検査のための技術の数々により、照射線量は従来に比べ、約65%低減。パルス透視のフレームレートに関わらず、高画質と低線量の両立を高次元で実現します。

多重解像度SNRF

多重解像度SNRF
呼吸の動きによる影響や処置具の残像がなく、手技しやすい画像を提供します。

DCF

DCF
白とびや黒つぶれしやすい肺野や縦隔も、リアルタイムに適切な明るさで表現します。

IR解像度補正,f-proc.

IR解像度補正,f-proc.
IR(逐次近似)をリアルタイムに画像に反映する技術により、高解像度の撮影像を実現します。f-proc.は周波数帯域ごとに画像を最適化した透視像を提供します。これにより、生検鉗子やブラシ、生検針などの細かい部分をよりシャープな画質で視認可能です。