Case Study
導入事例

Aplioを導入したきっかけ

開業のタイミングで販売会社の方から新機種の情報を聞き、新しいコンセプトと聞いて興味持ち紹介してもらいました。 実際に装置を見てみると、デザインが格好良かったです。 開業するクリニックは内装をはじめ、様々な部分にこだわってデザインを選定したので、診察室の内装に合うと感じました。 また、コンパクトという点も良かったです。 テナント開業で特別広いスペースがあるわけではないため、奥行きがこのベッドの幅と同じでぴたっとコンパクトに収まるのが非常に魅力を感じています。 また、診察中には時間をかけてエコーを自分がしていくというのも難しいものもあるので、 将来的には技師も雇用して超音波検査をオーダーすることも考えており、隣の部屋への移動がしやすいというのも大きなメリットです。

開業してみて、実際の診療は

動悸を主訴に受診される方が多いです。不整脈をみるために24時間のホルター心電図など様々な検査を行いますが、 心機能が問題ないかということも重要なため、心臓超音波検査を行っています。 次に胸痛の方が多く、心筋梗塞や不安定狭心症など、緊急を要する疾患の有無をチェックするにも、 エコーをよく使用しています。 また、先日は足が腫れて正座をしにくいという方が来られ、血をサラサラにする薬を飲んでいる方で、 右の大腿が腫れているため、筋肉内出血などがないかを確認するのにもエコーを使用しました。 病院であれば簡単にCTができますが、クリニックの場合、基本レントゲンとエコーということになるため、エコーは開業医の武器だと感じています。 エコーをしてみて、何かあれば、次の検査や病院への紹介に進むことができるので、臆せずエコーを実施しています。 Aplio flexは頼もしいパートナーという感じで、今後もどんどん活用したいと思っています。

心臓超音波検査におけるAplio flexの魅力

1.操作性の良さ

狭い範囲内で全部手が届くので、すごく操作性がいいと思いますね。 特にSTCが操作パネル上に設置されているのには好感を持てます。 例えば自動車のエアコンの温度調節なども最近では全てタッチパネルで操作するものもあるようですが、 私自身はメカニカルなダイヤルやボタンがあるものの方が操作しやすいと感じます。 もちろんタッチパネルの利便性もあるのは確かなので、Aplio flexは操作パネルもタッチパネルも両方使えるのは魅力の一つです。 加えてボタンの配置を感覚的にカスタマイズできるというのがあったので、それも大きいですね。

2.セクタプローブの取り回しの良さ

従来と比べて先端が短く、握りやすい形状にしたということを営業の方に聞きましたが、確かに持ちやすく当てやすいです。 またプローブそのものが軽くてケーブルもしなやかです。とても快適に検査を行うことができます

3.画質とアプリケーション

先ほどのように心機能評価や弁膜症評価を行いますが、画質は充分だと思います。 上位機種に比べたらということもあると思いますが、開業医の診察室で使用する分には全然問題ない性能です。 また心機能評価を行う際には、左室駆出率を計測しますが、自動で行うAuto EF with GLS機能も重宝しています。 この心内膜トレースには開発段階でAI*が用いられているため、私が目から見てもいい感じのトレースを行ってくれます。 もし少し外れているなと思ったら、手動で修正を行うことも可能です。 時間が限られている診察の合間では検査時間の短縮につながるため、とても活躍しています

4.困ったときに役に立つHow to use

キヤノンメディカルシステムズのホームページに掲載されている、Aplio flexのHow to useのページは実際に私も使っています。 デモもしてもらいましたが、それで全てを理解できるわけではありませんし、 内容を1回で全部覚えられるものでもありませんので、確認ができるのはとてもよいです。 また、キヤノンがAplio flexを用いたセミナーを定期的に開催している点も好感を持てる点の一つですね。

きたクリニック 院長	北 智之	先生

きたクリニック
院長 北 智之 先生

神戸大学医学部医学科卒業
日本循環器学会認定循環器専門医
日本プライマリ・ケア連合学会認定プライマリ・ケア認定医
日本プライマリ・ケア学会認定指導医
緩和ケア研修会修了
2023年大阪市鶴見区にて、きたクリニックを開業。内科・循環器内科・糖尿病内科を標榜されている。内科・循環器内科の知識と経験を活かした、包括的な内科診療を行われている。

*市場での自己学習機能は有しておりません