成長へのチャレンジは
海を超えて価値になる

グローバルカスタマーソリューション

サービス本部フィールドサポート第一部XRサービス担当
理工学部 機械工学科卒
※所属は取材当時のものです

MY WORK

本社でカスタマーエンジニアをサポートすることが私の仕事です。具体的には、海外の医療機関に納品されたX線装置全般に関して、現地のカスタマーエンジニアから寄せられた技術的な問い合わせへの回答や、装置別のサービス性改善の立案やサービス教育を行っています。前線で活躍しているカスタマーエンジニアを後方支援しているようなイメージです。

INTERVIEW TATSUYA TOKIZAWA

入社の理由は?

私は子どもの頃からサッカーに打ち込んでいました。スポーツにはケガがつきものですが、強く印象に残っているのが学生時代の鎖骨の複雑骨折です。医師が「鎖骨以外にも気になるところがあれば検査をする」と言うので足首の精密検査を実施してもらったところ足首の軟骨が剥離していることが発覚。すぐさま手術をしていただけたおかげで大事にいたることはありませんでした。この精密検査に用いられていたのが当社のX線装置とCTだったのです。サッカーを続けることができたことへの恩は一生忘れることはないでしょう。だから、「就職するときはキヤノンメディカルシステムズで恩返しをしたい」と決めていました。また、就職活動を始めてから、当社が企画・開発から製造、販売までを一気通貫で行える事業形態であることを知り、ますます「働きたい」という思いが強くなりました。

現在の仕事内容を教えてください

今は海外で活躍しているカスタマーエンジニアのサポートが主な業務です。カスタマーエンジニアからの技術的な問い合わせについて回答をし、今後同様の問い合わせが来ないような対策を日々試行錯誤しております。現地のカスタマーエンジニアから感謝されたときに、やりがいを感じます。私が病院で直接装置の設置や修理に携わることはありませんので、お客様との直接的な接触はありません。ですが現地のカスタマーエンジニアの感謝の向こう側には多数のお客様、患者さんの感謝があることに思いを馳せると、ひと言のありがとうに身が引き締まる思いです。
またオンラインでの製品教育も主要な業務のひとつです。教育の企画や資料の作成など大変な面もありますが、リアルタイムで海外のカスタマーエンジニアのリアクションやフィードバックが得られることは大きな励みになります。

この仕事の難しさは?

カスタマーエンジニアのサポートは幅広い知識が求められる業務内容ですので、医学的知識やメカニックな知識のインプットが欠かせません。また海外のカスタマーエンジニアと円滑にコミュニケーションをとるためのビジネス英語も学ぶ必要があります。入社したばかりの頃は、先輩たちが使用している専門用語や社内用語も理解できずに戸惑いました。知識の習得自体も難しいですが、仕事と勉強との両立に大変さを感じました。私は医学の知識を学ぶために社内の制度で週2回のペースで大学に通っていたのですが、当初は仕事と勉強の両立には苦労しました。どんな仕事もそうですが、すべてを上手くスケジューリングできるわけではありません。緊急の案件が飛び込むこともありますし、先輩や上司から仕事が振られることもあります。イレギュラーな業務を加味した上で、限られた時間の中で効率的に仕事と勉強を両立するために試行錯誤の連続でした。

勉強と仕事を両立させる秘訣は?

勉強時間を確保しながら、いつも通りの業務を遂行するためにタスク管理や業務効率化に取り組みました。毎朝、その日やるべきタスクを書き出して、その日のうちに完了できなければまた翌日も同じタスクを書く。そうすると同じことを書いている自分に嫌気がさして、タスクを持ち越さないように工夫するようになります。また、自分のキャパシティを把握できるようになったことも業務効率化に貢献していると思います。入社してしばらくは経験値を稼ぎたいからと、仕事が振られたときにひとつ返事で引き受けていました。すると仕事が回らなくなったり、調査不足で現地のカスタマーエンジニアに迷惑をかけてしまったりといった事態に陥ることもありました。しかし最近では、部署内を俯瞰した上で仕事の質を担保できる範囲で引き受けられるようになりました。これは私の努力というよりも、当社や部署内の風通しの良さにも起因していると思います。

INTERVIEW TATSUYA TOKIZAWA

今後の目標を教えてください

当社にはチャレンジさせてくれる環境が整っています。今は、中国からの技術的な問い合わせやサポート体制の構築に挑戦させてもらっているところです。今すぐに実現できるというわけではありませんが、中国のサービス環境や体制をより良い方向に構築するプロジェクトの中心的役割を担えたらと考えています。直近の目標は現地のカスタマーエンジニアからの技術的な問い合わせに対して回答するだけでなく、なぜこのようなことが起きたかを予想し、分析し、そして改善することです。目の前の仕事を確実に遂行しながら、長期的な目標を達成するためにインプットとアウトプットの両輪を回していきたいと思っています。